Cryptomatteのオススメ(・ω・)b

Cryptomatte!!!!!

ーCryptomatteの日本語記事があまり見当たらなかったのでちょっと説明ー








Cryptomatteとは

□上位版のIDマット



合成作業を効率化するCryptomatte、PsyopというCGスタジオが作成したID マット作成ツールです。普通のIDマットよりも高性能でもうカラーマスクとか作るのアホらしくなります!

以下からダウンロード




ダウンロードするとnuke、Fusion用のプラグインとかソースファイルとか入ってます、

主にはDCCツールでcryptomatte入りのEXR(AOV)を出してnuke、Fusionなどの合成ツールでプラグインを使用してマスク作成、運用って流れです。

実際に使ってみる!nuke編

□インストール方法とか使い方

nuke (Windows)

以下からダウンロードしたデータに入っている「Cryptomatte-master/nuke」フォルダの中の中身を
プラグインパスの繋がっているところにコピーすれば使えるようになります。


nukeには以下の場所がプラグインパッチの繋がっている所なので、ギズモなどのプラグインデータなどを置ける感じです。
C:\Program Files\Nukeバージョン\plugins
C:\Users\ユーザー名\.nuke


管理者権限の無いPCだと「C:\Users\ユーザー名\.nuke」の所にデータを置いておくといいかもです。






□簡単なインストール手順

1、Cryptomatte-master内の「nuke」内にある

init.py
menu.pyを「C:\Users\ユーザー名\.nuke」に移す。

2、Cryptomatte-master内の「nuke」のフォルダを「C:\Users\ユーザー名\.nuke」に移す。「nuke」のフォルダを「cryptomatte」とリネームする。

3、init.pyをテキストエディタなどで開いて以下の記述を追加

nuke.pluginAddPath('C:/Users/ユーザーネーム/.nuke/cryptomatte')



上記はcryptomatteのデータを1か所にまとめたい感じでしたのでプラグインパッチ追加で対応しています。
普通に「nuke」のフォルダ内のデータを「C:\Users\ユーザー名\.nuke」に移して、プラグインパッチを追加しない方法でも機能します。

これでツールが使えるようになりました!





□Nukeでの操作方法

1、nukeを起動すると左のメニュー欄に以下画像のようなアイコンができているのでそこから「Cryptomatte」ノードを作成



2、CryptomatteのAOV要素がある画像を読み込む
今回は「Cryptomatte-master\sample_images」の中から「bunny_CryptoObject.exr」を読みこむ



3、ノード欄の「Picker Add」の左横のピッカーアイコンを押して、キーボードの「Ctrl +クリック」で選択したいものの領域のピクセルを選択、今回はうさぎのシルエットの辺をクリックしています。そうするとその領域の部分をアンチエイジング考慮したアルファマットが作成されます。


4、あとはそのアルファマットを煮るなり焼くなりしてつかいます。




□Cryptomatteの強み

・登録制であとからカラーマスクを作成できる

・オブジェクト単位、マテリアル単位のものが作成できる

・DCCツール側のデフォーカス、モーションブラーを考慮したマスクが作れる、1発レンダリング後の色調整が簡単に

・透明物を考慮したマスクが作れる


実際に使ってみる!Maya編

□インストール方法とか使い方



□Arnold編

以下の公式サイトでも書かれているように

下のサイトでOSにあったデータをダウンロード(今回はalShaders-win-2.0.0b2-ai5.0.1.0.zip)




□簡単なインストール手順、使い方
1、サイトからデータをダウンロードして解凍すると「bin」というフォルダができているのでその中身を「C:\solidangle\mtoadeploy\バージョン\shaders」にコピーしてあげる。

これでmayaのアーノルドでcryptomatteのAOVが書き出せるようになった。


2、AOVへの設定方法は、普通にレンダーセッティングのAOVsタブで追加、以上!!



※最新のバージョン(2018年2月20日 MtoA 2.1.0.3)だと上の設定だけで起動するのですが、古いMtoA だとAOVの要素が書き出せないので、以下の手順も追加で対応必要です。

・AOV ShadersのAddを押して、追加シェーダーにcryptomatteを指定








※2018年11月21日補足追加     MtoA 3.1.0 (Arnold 5.2.0.0 Core)より上記の手動インストールをしなくてもデフォルトで使えるようになったみたいです。







□Vray編

Vray3.6から標準実装されました。
普通にRenderElementsに入れ込む感じです。





若干Vray側のCryptomatteには癖があるような気がします。
パッケージそのものに搭載されて使いやすいのですが、
どう組み込まれているのかは提供側次第なのでエラーなのか仕様なのかいまいち把握しづらいです。

以下のエラーとか起きてるかも的なやりとりしてる掲示板です。メタデータあたり怪しいかもっぽいです。参考程度に、、、w









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